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放置について



五十肩とは肩から腕にかけての痛みとともに、腕の可動域が縮小してしまう症状です。この疾患は現代医学でもその全容を完全に解明されていない不思議な病気です。また、不可解な特徴が多くあります。

そのうちの一つが、自然と治ってしまうということです。疾患が発症してからしばらくの間は急性期と呼ばれ、肩から腕にかけて個人差はあるものの非常に強い痛みを感じます。

酷いときには何もしていないときでも症状を感じて、腕を動かすことすらままならないときもあります。普通はこの状態の時点で整形外科まで行くべきですが、不思議なもので、この状態は病院で適切な治療を行わずとも治ることがあり、放置していれば痛みは引いていきます。

急性期を乗り越えれば、あとはじわじわと弱い痛みを感じる慢性期と、ほとんど痛みを感じなくなる回復期を過ごすだけで、痛みは完全になくなってしまいます。

放っておいて治るなら、わざわざ病院まで行く必要はないのではないか、と思う人もいるかと思いますが、それは間違っています。放っておいて治るのは、あくまで「痛み」だけです。

症状のうちの一つである「腕の可動域の縮小」は、放っておいただけでは完全に治らない場合がほとんどです。本人はそのことに気づいていない場合もありますが、五十肩を放置して治した場合、腕の可動域は以前と比べて縮小しています。

これは放っておいたことで肩内部で癒着が起こり、腕の動きが制限されてしまっているからです。このことを拘縮と言いますが、拘縮を防ぐには、病院で適切な治療、リハビリを行ったり、病院に通わなくても自分で積極的に体操などを行うことが重要です。

また、五十肩を放置して治す場合と、的確な治療を行って治すのとでは、疾患の治癒にかかる時間が大きく変わります。五十肩の痛みは非常に辛いものなので、発症したら放っておかないで、リハビリを行うことが大切です。