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関節痛について

肩に痛みが出る病気と言えば、五十肩が思い浮かぶと思いますが、五十肩以外で肩に痛みが出る病気が思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。実際には五十肩だけでなく、多くの疾患があり、五十肩と似たような症状の出る病気も多く、それぞれ原因は大きく異なります。

例えば、腱板損傷は肩の奥のほうにある腱板と呼ばれる組織が腕を大きく上げたとき骨と骨の間に挟まれる際、その負荷に耐え切れずに損傷してしまい、酷い場合だと、腱板が完全に千切れてしまう病気で、腕を90度以上上げると、激しい痛みが出るのが特徴です。

野球のピッチングや、水泳のクロールで行う動きでよく発症することから、比較的見逃されやすい病気であると言われています。

肩鎖関節症は皮膚の直下にある鎖関節がずれることによって発症する病気で、この部分は皮膚の直下にあるショックを吸収するための組織が少ない部分で、ちょっと衝撃や負荷ですぐにダメージを負ってしまいます。

そのため、長時間パソコンを操作して同じ姿勢を続けても、どんどんダメージが溜まっていって、時間が経つにつれだんだん鎖関節はずれていってしまいます。それに伴い炎症を引き起こしていって首や肩に痛みが発生するのです。

少し変わった所だと上腕二頭筋腱炎があります。上腕二頭筋というと、いわゆる力こぶを作る筋肉で、あまり関係なさそうな部位ですが、この上腕二頭筋の腱は長頭腱と短頭権の二つで構成されています。

そのうち長頭腱は負担が掛かりやすく、肩を動かす動作を続けることによって、炎症が発生してしまうのです。また、運動制限が無い場合も多く、激しいスポーツをする若年層にも多い病気といいます。

また、症状の特徴の一つとして力こぶが下に下がり、ひじ近くに力こぶが出来るようになります。この時力こぶが大きくなることから「ポパイ徴候」とも呼ばれています。

このように肩の疾患には五十肩だけでなく様々なものがあります。しかし五十肩と似ている症状が多いために、五十肩だと思ってしまう方も多くいるでしょう。

自己判断で容易に五十肩と判断して、五十肩の治療法を試みる方もいますが、五十肩ではないのだから当然、治りません。逆に悪化してしまう場合もあるので、五十肩ではない可能性も疑い、きちんと病院で診断を受けるようにしてください。